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これから私ができることは何かと考えた

ほぼ、備忘録ですが…
前職では、災害や被災者支援に関する仕事をたくさんしてきました。
災害は、普段の生活で何らかの「生きづらさ」を抱えている人達を、さらに厳しい状況に追いやってしまいます。
災害が発生した時に危機を逃れることができた人の中には、その後の避難生活の中で命を落とされた方もおられます。どうすれば災害関連死をなくすことができるのか、少しでも早く支援を必要としている人を見つけ出して、支援を届けることができるのか。
 
2016年に発生した熊本地震以降、被災された方々の状況を把握するための調査活動を役場の人と協力してくださるたくさんの方々と一緒にしてきました。
みんなで汗だくになりながら歩き回り、話しを伺って書き留める、一日が終わったら「よく頑張った」と互いにねぎらって翌日に備える。
体力的にも精神的にもツライ活動ですが、協力してくださる方々は「被災された方のために」という想いで集まってくださいました。
でも、残念なことに、災害が起こるたび、被災地では「被災者の状況が判らない」ということがくり返されていました。
 
厳しい状況に置かれてしまう被災者や、大変だとわかって支援活動に協力してくださった方々のことを思うと、同じ事をくり返さないための仕組みを作って、突破口を開かねば…と必死にやってきたのですが、前職では完遂することができませんでした。
今、行政書士として一人で仕事をしていますが、幸い、これまでに出会った方々との繋がりから、細々とですが被災者支援に関係するお仕事をさせていただいています。
これまでの経験をお話ししさせていただくこともあります。
その上で、これから私ができることは何だろうか…と、しばしば考え込んじゃいます。
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大きな災害が起こったら、それこそ自治体は住民を守るために全力で動かねばなりません。
でも、一方で市役所などの限界もあります。
民間の支援者や団体もたくさんあるのですが、連携しても連携の限界がでてしまいます。
加えて、支援活動をしている団体にも悩みがあり「支援に携われる人材が不足している」と言うのです。
団体には1,000人を超える会員がいても「人が足りない」。
被災者支援をするための知識や技術を得ることは、ひとり一人にとっては「自分のため」ではないけれど、その数が増えていけば、結局、いざと言う時の「自分のため」になるはずです。
これは共助だと思うんです。
ご近所同士で助け合う「共助」もあれば、団体の中の「共助」もあると思うのです。
でも、上手くいっていないという団体が多いのです。
行政書士会だってそうです。
前職では、たくさんの人の願いとか想いとかを形にすることができませんでした。
今、「支援人材を専門職の団体内に増やすしくみ」を作りきりたいと、思っているような気がします。
2023年3月13日時点、まだ少しボンヤリしています…
節目の時期の備忘録。
次の年の同じ頃、この備忘録を見直してみたいと思います。
3月末までに、報告書を一つ書かねば。
去年書いたものも、こちらに添えておきます。
ダウンロード
被災者支援への専門士業の関わりに関する調査_R3 2.pdf
PDFファイル 4.8 MB